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俺があいつを見返す日。

ある一言をきっかけに、ある人物を見返すきっかけとして立ち上げました。日々のことから夫婦のこと、子育て、商品レビューなど、なんでも掲載します。

わたしはパニック障害です。

パニック障害と向き合う

正確には「わたしはパニック障害を患っている成人男性(40代)」です。

 

あれはわたしが26歳の時、9月のことだったと記憶しています。その日、私は有休を取って家にいました。

お昼くらいだったと思いますが、ソファに寝転がって何気なくテレビを観ていたときです。

まず、なんとなく「息がしにくいな」と感じました。次に、運動もしていないのに心臓の動きが少し早くなった気がしました。

さすがに「あれ?」と思い、寝ていた体を起こしてソファに座った後です。

突然に心臓が早鐘を打ち始めました。

 

違いますよ。みなさんが想像しているようなハンパな早鐘じゃないですよ? 寺の和尚が老体にムチ打って突くような早鐘を想像してるでしょ? そもそも和尚が寺の鐘など打つかどうかは知らないですけどね。和尚なんてどうせ奥の部屋でまんじゅうでも食ってるんでしょうから。
「これこれ。ワシャこれに目がなくてのう」とかいいながら。

話が逸れましたが、そんなんじゃないです。

みなさん、1から10まで可能な限りの最速で声を出して数えてみてください。

「イニサシゴロシハクジュ!!」ってなるでしょ?

それです。そのスピードで心臓が早鐘を打ったのです。

 

「死ぬんだな」と思いました。あれだけ死を身近に感じたことはなかったです。

床を這うようにして隣の部屋にある電話まで辿り着き、なんとか受話器を手に取ったまではいいんですけど、119が押せない。いや押さない。そんな状況でも救急車に乗ることが恥ずかしくてためらったんです。滑稽です。

そうこうしている内に鼓動がだんだん遅くなり、やがて元どおりの動きになりました。

時間にして1、2分間の出来事だったはずです。その時のことを書いている今も発作が起きそうになるんですけどね。

 

もう落ち込みましてね。俺もこのトシで終わりかと。

次の日、すぐに大きめの病院に行きました。ホルター心電図という、24時間心電図を記録する装置を体につけて監視しましたけど、結果は異常なし。

しばらくしてから「パニック障害」という病気をテレビで観まして「これじゃん!!」となったんです。

15年以上経ち、40歳を越えた今でも完全には治っていません。だいぶ良くはなったんでしょうけどね。

 

それにしてもあの時のわたしは、有休をとって会社を休んでおきながら、なぜ昼間からソファに寝転がってテレビを観ていたんだろう?
なんのために休んだんだろう?