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俺があいつを見返す日。

ある一言をきっかけに、ある人物を見返すきっかけとして立ち上げました。日々のことから夫婦のこと、子育て、商品レビューなど、なんでも掲載します。

我が家のサンタクロースシステム。

エッセイ こども 子育て

街並みがクリスマスムードに染まるこの時期。今日は我が家のサンタクロースシステムをご紹介します。

1.サンタはそれぞれの心の中にいる

サンタはいるのかいないのか? 子どもは当たり前のようにこの疑問を親に聞いてきます。
わたしは「知らねぇ」と答えています。
さらに「少なくともこの父はサンタなぞ信じちゃいねぇ」とも答えています。

事実としてわたしはサンタの存在を信じていません。公認サンタの存在は知っていますよ。わたしが信じていないのは「空を飛ぶトナカイが引くソリに乗り、一晩で世界中の子どもたちにプレゼントを配って回る」という、amazonも真っ青の変態的能力を持つジジイの方です。

自分が信じていないものを、子どもたちの夢を壊さないためとは言え、さも存在するかのようにウソなどつけましょうか。
いつか真相に気付いたとき、今まで平気な顔をしてウソを積み重ねていた父を子どもたちはどう思うのか。
それをきっかけにして家庭が崩壊してしまったら? 夢と希望を運んでくれるはずのサンタが、不和と破壊をもたらすサタンに変わってしまう。
その覚悟があるのか? 否。わたしにはない。
というわけで、わたしは嘘を付かないことを選びました。子どもたちに対して誠実だからではありません。自分の言葉に責任を負うのが怖かっただけでーす。

「サンタを信じたければ自分の判断で信じろ。信じている内はサンタは存在し続けるだろう。そう、お前の心の中に」

そういうスタンスです。

大体わたしの場合「サンタから」という体でクリスマスプレゼントをもらったことがありません。
クリスマス近くなると、親父が酔っ払いながら「ブーツの形をした入れ物にお菓子がいくつか入っているやつ」をぶら下げて「オラ買って来たぞー」って投げよこしてくれました。
サンタを信じる信じない以前の問題ではありますね。


2.プレゼントは両親の願いで届く

きっかけは義妹からの相談でした。
「サンタとジジババはプレゼントをくれるのに、なぜパパとママはくれないのか?」と子どもに聞かれて困ると。子どもにとっては当然の疑問ですよね。

しかもジジババは子どもたちから直接感謝の意を表されるというのに、自分たち両親が注いだ金銭と労力に対する功績と感謝は全てサンタが持っていってしまうわけですからね。これは由々しき問題です。

なので「役割を分けてはどうか」と提案しました。
両親や祖父母がサンタに「プレゼントを持ってきて」と念じることによって、サンタがプレゼントを届けてくれるという仕組みにします。私たちが念じない限りはプレゼントが届くことは絶対にありません。そしてサンタは自腹を切ってプレゼントを届けてくれる優しい宅配業者さんです。

こうすることで子どもたちは、両親や祖父母にはサンタにお願いしてくれたことを、サンタにはプレゼントを届けてくれたことを感謝することになるので、みんなが幸せです。


3.サンタは悪い子の元へも来てくれる

年に一度の聖なる夜ですからね。悪い子のところには来ないとか、そんな無粋は必要ありません。
そもそも「悪い子」などそうはいません。大体の場合は「思い通りにならない子=悪い子」と、親が勝手にほざいているだけです。


4.サンタはいつかはいなくなる

サンタがいなくなるのは信じることをやめた瞬間です。もとより心の内なる存在ですから。
子どもたちには、サンタの存在が信じられなくなったら正直に言うようにと伝えています。それは成長の証でもあり、なんら悪いことではありませんので。
両親の手前、無理して信じているフリなどしなくて良いのです。


5.信じなくなってもプレゼントはもらえる

サンタからではなく直接私たちがあげることにしています。これまでとは送り主が変わるだけ。


以上です。

なぜこんなことを書いたかというと、実は長女(10)が、ついにサンタと永遠の別れをしたからです。

家族で「今年はサンタに持って来てもらうプレゼントを何にするか」の話をしていた時、なんとなく長女の受け答えに歯切れの悪さを感じました。
あとで次女(7)がいない時に長女と話したところ、少し前からサンタの存在を信じられなくなっていたことを明かされました。
10歳ともなればそれなりに道理に沿った考えができますから。
「どう考えても空飛ぶトナカイのソリで世界中の子どもたちにプレゼントを運ぶのはおかしい」とのこと。
テレビやマンガ、ネットなどでなんとなく分かってきたそうです。

これは間違いなく長女の成長ですから、嬉しさの反面、もの悲しくもありますね。
そんな娘の成長を目の当たりにしたわたしの反応は、

「オレ初めからサンタいないって言ってたかんな! 嘘ついてねーかんな!!」

です。