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俺があいつを見返す日。

ある一言をきっかけに、ある人物を見返すきっかけとして立ち上げました。日々のことから夫婦のこと、子育て、商品レビューなど、なんでも掲載します。

ガソリンスタンドの青年。

雑記

以前、セルフのガソリンスタンドに行った時の話です。

給油中、20代前半くらいの男性の店員さんが声を掛けてきてくれました。

「お客様。よろしければ給油をされている間に、タイヤの空気圧をチェックいたしましょうか?」

とても気持ちのいい青年でした。物腰柔らかく言葉も綺麗。そして笑顔が眩しい。好青年を絵に描くとこの人の顔になる。「おーい好青年!」と呼んだらこの人が振り返る。そんなことを思いながら、わたしは青年の申し出を受けました。

さて給油が終わりました。
が、レシートが出てこない。レシートが出てこないとお釣りがもらえないので、私は先程の好青年に声を掛けました。
すると青年はこう言いました。

「いやぁ、自分ちっと分っかんないっすけど……」

……。
スワヒリ語? ジブンチットワッカンナイッスケド?
理解するのに数秒を要しました。
え? いや私だって分からないよ? 君は「ちっと」かもしんないけど、私なんて「全然」だよ。全然わかんない。
それより君、さっきの言葉の綺麗だった好青年と本当に同一人物?
まさかここの店員さんではなく、全くの善意からわたしのタイヤに空気を入れてくれたただの奇特な男性?

わたし思わず聞いてしまいましたよ。

「失礼ですが、もしかしてここの店員さんじゃない?」

すると青年は返す刀でこうです。

「いやぁ、自分まだちっと働き始めたばっかなんっすけど……」

なんっすけどじゃないよ。いい加減にしなさいよ。
ねぇ、君ホントにさっきの青年? 実は双子だったりしない? そんで子どもの頃からマラソン大会の時に途中で入れ替わったりして、周りを驚かせる不正を働いたりする癖がなかった?

だいたいねえ。
新人でもベテランでも基本的に客には関係ないぞ。店に出ている以上、客は「店員さん」というひとくくりの認識ですべからく一定のサービスを求めるからね?
自分がやり方を知らないんだったら「少々お待ちください」と、一言告げてから颯爽と走り去ってだね、とっとと分かる人を連れてきなさいよ。

それとも君にはこの私が釣り銭などいらない富裕層の人間に見えるのかね? 見えないだろう? もし私が金持ちだったらセルフのガソリンスタンドで国産のミニバンに自らレギュラーガソリンなんか入れてねぇよこの野郎バカにしてるのか?

と、書きましたけど、実際は自分でも驚くほど何の怒りも湧いて来ませんでしたね。わたしが今より若かったら、おそらく怒りを言葉と態度でぶつけていたと思うんですけど、微笑ましいくらいの感覚で終始穏やかに接することが出来ました。

これはわたしが「老いた」ということなのでしょうかねぇ。それとも、そもそも怒りを感じるような案件ではなかったということでしょうか?

その後、年配の店員さんに1秒で対処していただきましたけどね。