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俺があいつを見返す日。

ある一言をきっかけに、ある人物を見返すきっかけとして立ち上げました。日々のことから夫婦のこと、子育て、商品レビューなど、なんでも掲載します。

バス同士がすれ違う時の「挙手」はダメなの?

バス同士がすれ違う時に運転士さんが互いに手を挙げて挨拶するアレのことですけど。

わたしは通勤にバスを利用していますが、運転席にこんな内容の貼り紙があったんです。乗客ではなく運転士さんに向けてのものです。以下要約。

******

バス同士がすれ違う際の挙手行為をやめよう

あるバス会社で、挙手でハンドルから手を離したことによる片手運転が原因と思われる接触事故があった

安全面の観点から、今後は片手運転の原因となる挙手を控えよう

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なるほど確かに片手運転だ。考えたこともなかったや。

そうか。挙手やらなくなったんだな。少なくともわたしが乗るこのバス会社では。

でもなぁ。
片手運転というなら、バスの運転席には様々なスイッチ類やモニタがあって、それらを操作する時も片手なんですよね。きっと。

まぁ、それらはバスを運行する上で必要不可欠なものだし。

両手運転より片手運転の方が不安定なのも確かだろうし。

であれば、義務ではなく単なる慣習である挙手の挨拶など、やめるが吉というのは道理かもしれないですね。

 

個人的には嫌いじゃなかったんだけどな、挙手の挨拶。

やっていることは片手を挙げるだけの行為ですけど、そこには「おたげぇ大変だけどよぉ。事故が起こらねぇように注意してガンバろっぜぇ!(悟空の声で再現希望)」って励まし合いの気持ちが含まれている気がしてね。

 

それにね。

個人的に思うんですけど、本当に挙手による片手運転が真因なのかな。

挙手による片手運転が事故を引き起こした要因の一つではあるけど、真因は他にあるんじゃないかな。

何が言いたいかというと、片手運転ではなく脇見運転の方が事故の真因なんじゃないかな。

 

なぜそう思うか。わたし自身に置き換えてみたらそうなったからです。

 

例えばわたしが近所を散歩していて、遠く前方からご近所さんが歩いてくるのに気が付いたとします。

そしてあちらさんもわたしに気が付いている。そういう状況。

そのままお互いが進路を変えなければすれ違うのは必至。当然その時には挨拶をしますね。だってご近所さんだからね。

問題は挨拶のタイミングですよ。

まさか遠くのご近所さんに向かって大声で「こんにちわー!!」ってやるわけではないでしょう?

互いに歩を進めながら「チラッ」

もう少し進めながら「チラッ」

あと少しだけどまだ声が届かない「チラッ」

もう少しだけどあちらはまだ言わない「チラッ」

まさにすれ違う瞬間、見計らったように「こんにちわ」

 

分かりますね? たった一度の挨拶のために、わたしがどれだけ脇見をするのか。

仮にわたしがバスの運転士さんだったとしたら、はるか前方の対向車線にバスが見えた時点でこれと同じことが起こります。いえ起こしてしまいます。だってすれ違いざまに挙手をするという慣習があるから。

どうですかね。挙手による片手運転よりも脇見運転の方に原因がありそうな気がするのですが。

まぁいずれにしても、挙手による挨拶をやめれば問題は解決するので同じなんでしようけど、なんとも言えずさみしい話だなってことです。

 

ということで、戯れではありますが、本当に挙手による挨拶がなくなったのか確認してみました。

運転士さんの真後ろの席で、すれ違うバス同士を観察しました。

結果、通勤の行きと帰りで計16台のバスとすれ違い、一台も挙手をしていませんでした!

すごい。ちゃんと守られている。

しかーし。16台のうち、6台は挙手ではなく「会釈」してましたけど。

えぇ? 会釈になっちゃったの?

確かに片手運転ではないけど、それじゃ結局脇見運転じゃないかな。

慣習を変えるのは難しいってことですかね。