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俺があいつを見返す日。

ある一言をきっかけに、ある人物を見返すきっかけとして立ち上げました。日々のことから夫婦のこと、子育て、商品レビューなど、なんでも掲載します。

いつの間にか後ろばかり振り返っている話。

ウチの奥さん太鼓習ってましてね。もう一年半くらい経ちます。

さすがに素人のわたしから見ても上手になっているのが分かるんですよ。最初の頃は観ていてヒヤヒヤしたものですけど。やっぱり継続は力ですね。

奥さんは運動神経が無い。鈍いんじゃなくて無いに等しい。自身もすすんで運動するような人ではないです。

そんな奥さんがなぜ和太鼓を始めたかというと、長女(11)のためなんです。

うちの長女は内気でして。学校ではどうしても自分を出せない。一生懸命な姿を見られるのが恥ずかしいと。

その度にわたしは「お前は一生懸命やっている人を見てかっこ悪いと思うのか?」なんて諭したり、時に叱ったりしたのですがどうにもうまく行かず。

そんな時、奥さんに太鼓を体験する機会がありまして。

もちろん太鼓が面白そうだったという気持ちが前提としてあったのでしょうが『運動の苦手な私が太鼓を一生懸命にやる姿を見て、娘たちが少しでも何かを感じてくれれば』と思い、太鼓を始めたんです。

今は純粋に太鼓が好きで楽しいみたいですけど。


そんな奥さんが太鼓を初めて一ヶ月くらい経ったある日。わたしに言ったことがあります。

・太鼓が全然上手にならない

・周りの先輩たちがスゴ過ぎて自分は全然ダメ

わたし言ってやりましたよ。ビシッとね。

『何を勘違いしているんだ? 先輩たちは何年太鼓に打ち込んできたと思っている? 始めて一ヶ月しか経っていないド新人が、元より先輩たちと同等なわけがあるか。比べる対象が違う。先輩たちと比べたら自分の成長など見えるわけがない。比べるならば周りの誰かではなく過去の自分だ。始めたばかりの自分と一ヶ月経った今の自分とを比べてみろ。バチなど持ったこともなかった自分が、今はそのバチで太鼓を叩いている。それが成長だ』

わたしは20年以上前に拳法をやってまして。全くおんなじ悩みを抱えたことがあった時に先輩に同じことを言われましてね。その時に思ったんです。

先輩に憧れるのはいいけど、先輩と自分を比べるのはまだ早い。まだ先でいいと。

さぁそして。奥さんに偉そうな講釈をたれた今のわたしはどうかと言えば、人と比べていることが多くなった気がします。

40歳を過ぎてから過去を振り返ることが多くなりましたが、そのせいなのかな。

自分の通ってきた後ろにちゃんと道ができているのか、ちゃんと道を作れてきたのか気になるから振り返るんだろうけど、まだまだ前だけを向いて進んでもいいんだろうなぁ。