俺があいつを見返す日。

ある一言をきっかけに、ある人物を見返すきっかけとして立ち上げました。日々のことから夫婦のこと、子育て、商品レビューなど、なんでも掲載します。

親も10年続ければ慢心しますよという話。

わたしは40歳を過ぎているが、ガキだ。

なんというか、もうただひたすらにガキだ。同年代の人たちと比べても本当にガキだと思う。思い通りにならない事があるとすぐキレるし。

コンビニのおにぎりの海苔がうまく巻けず「オラァッ!!」と握りつぶした事が過去に2回はあるし、スマホなどの保護フィルムがうまく貼れず「ゴルァッ!!」って握りつぶした事が過去に3回はあるし、ゆで卵のカラがうまく剥けず「クソがぁっ!!」と握りつぶした事が過去に5回はある。きっと性格に欠陥があるんでしょうな。

 

そんな感じだから普通に娘とケンカになったりする。

長女(11)はすでにわたしの性格を熟知してるからめったにケンカにならない。わたしがケンカをふっかけても菩薩のような表情で「いいよ〜分かったよ〜そうだねぇ〜」と軽くいなす技を習得済みだ。これは奥さん直伝の技。わたしなどよりはるかに大人だ。

したがってわたしの主なケンカ相手は次女(8)。これがわたしに似て短気頑固負けず嫌い。

一ヶ月ほど前も次女とケンカになった。きっかけは些細なこと。次女がフザけてわたしをぶったのだ。だからわたしも次女をぶった。負けじと次女がまたわたしをぶった。

この瞬間、わたしの中で戦いの火蓋が切られた。わたしはぶたれたままで終わるのは絶対にイヤだ。いいか絶対にだ。最後はわたしがぶった状態で終わりたい。なぜそうなのか理由など知らない。とにかくそうしないと気が済まないのだ。

そこからは次女とわたしのブッタブタレタ合戦が繰り返されたが、そのうちに次女が「いたい! もー!!」といってお布団にうつ伏せで転がった。どうやら泣いたらしい。

勝った……。バカめお前ごとき小娘が俺にかなうはずがないだろうが。

こんなわたしを『ひどい親だ』と言う人もいるかもしれない。

でもわたしはこれでいいと思っている。先述したようにわたしはガキだ。だがそのおかげか、遊ぶ時は全力で娘と遊べる。そして本気で遊べば必ずいつかはケンカになる。全力で遊ぶけどケンカにはならないなんて都合の良い関係はあり得ない。

 

話を戻そう。

かくして戦いは次女を泣かしたわたしの完全勝利で終わったわけだが、その後が問題だった。ふてくされた次女が奥さんにもふてぶてしい態度をとり続けたのだ。

わたしは次女を叱った。

「ケンカした俺にふてぶてしい態度を取るのは仕方がない。でも全く関係のないおかあさんにまでそんな態度を取っていいと思ってんのか? 調子に乗るんじゃねぇこの野郎。なんか言うことあるんじゃねえのか? 謝れよ」

さっきまでは次女とわたしの対等なケンカだったがこれは違う。これはいけないやつだ。だからわたしも親としての顔を見せて次女を叱った。

それ自体はよい。いけなかったのは以下の3点だ。

1. 叱り方が乱暴だったこと

2. 次女の友達が来ていたのに叱ったこと

3. 謝れよと言ってしまったこと

 

私は叱ると地が出るのか言葉がものすごく乱暴になる。こうなるともはや叱っているのではなく単に感情的に怒っているだけになってしまう。

これだけでも良くないのに、その日は次女の友達が泊まりに来ていた。何も友達の前で叱ることはなかった。

しかし自分で最もショックだったのは、次女に謝罪を強要してしまったことだ。

わたしが記憶している限り、いままで一度も娘たちに「謝れ」といったことはない。謝れと言われて謝ることにはなんの意味もないからだ。自分のしたことを振り返る。それは誰かに謝るべきことだったのかを考える。謝るべきことであれば謝る。そうでなければ謝らない。意識してそう教えて来たつもりだったのに。

こんなことは初めてだったから自分でも戸惑ったが、どうやら親を10年以上やってきて、わたしは少し傲慢になっていたようだ。

仕事でも習い事でも、10年も続ければそれなりのベテランだ。しかしそこに油断や慢心が付け入るスキがあることは、みなさんも経験からご存知でしょう。

親も同じだったんだなぁ。わたしは10年を超える父親業でいささか慢心していたんだろうな。たかが10年なのに。猛省。

改めて、少し気を引き締める時期が来たのかもしれない。親として。