俺があいつを見返す日。

俺があいつを見返す日。

わたしがある人を見返すための意思表明として立ち上げたブログです。日々のこと、夫婦のこと、子育て、商品レビューなど、なんでも。

稲穂の素揚げは飲んでも飲まれるなと言う話。

前回、讃岐うどんをノドに詰まらせて死にかけたことがあると書きましたが、そういうの他にもありまぁす。

 

時は数年前の大家族旅行。モノは稲穂。

大家族旅行というのは、義父母、義弟夫婦、そして我が家の3家族合同旅行のことなんですけどね。

ホテルの夕食が懐石みたいな形で提供されたんですけど、とある料理に添えてあったんですよ。稲穂の素揚げが。こんなやつ。


わたしは浅学なものですから、その稲穂が食べられるものなのか分からなかったんですね。

だから料理を持ってきてくれた仲居さんに聞いたんです。「コレ、食べられますか?」って。

聞くのはちょっと恥ずかしかったんですけど、『聞くは一時の恥 聞かぬは一生の恥』って高校の時の社会の先生が言ってましたから。ハゲてましたけど。ハゲ関係ないですねゴメンナサイ。わたしも近い将来必ずそっち側に行きますので許してください。

 

話を戻して。

仲居さんは「食べられますよ」って。「ポップコーンみたいでおいしいですよ」って言うんです。

ふーんそうかって思って、お礼を言った後に稲穂をそのまま口に放り込んだんです。

でもうまく噛めないんです枝が長いから。

何とかお米の部分を食べたいなって口の中でこねくり回すんですけど全然うまく行かないんです枝が長いから。

その内いきおい余って飲み込んじゃったんですけど当然に引っかかったんですノドに。だって枝が長いから。

 

魚のね。あんな小さな魚の骨ですら、ノドに引っかかったらもう気になって気になってしょうがないでしょう。

こちとら稲穂の枝ですからね。5センチはありましたからね。

ノドは痛いしうまく喋れないし息苦しくなるし、苦しいの苦しくないのって苦しいんですよ。水を飲んでもご飯を飲み込んでも全然取れないんですわ。

恐らくその時のわたしのノドはこのような状況下におかれていたんだと思います。


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そんでわたしどうしたかというと、そっと席を立ってトイレに行ったんです。

だって言えないですよ。何て言えばいいんですか。

 

「ハイみなさん注目! えーただいまわたくしのノドに稲穂の枝が引っかかっております。先程から人知れず涙ぐましい努力を続けてまいりましたが、水を飲もうがご飯を飲もうが一向に取れる気配がなく、非常に残念ながらわたくし精魂尽き果てましてございます。このままでは夕食を中断し、最寄りの救急病院に搬送される恐れが出てまいりました。せっかくの楽しい旅行をそのようなことで台無しにすることはわたしとて本意ではありません。ここは皆さんのお知恵が必要です。こういう時の大家族。こういうときこそ大家族。さぁ皆さんでアイデアを出し合って、楽しい夕食を続けようではありませんか!!」

 

なんて演説をしたところでね。ノドに稲穂が引っかかってんだから半分以上はモハモハ言ってるだけで何言ってんのか伝わりませんよ。一万歩譲って『モハ男』というあだ名を付けられるのが関の山です。だからわたしには言えませんでした。

 

聞かぬは一生の恥ってのは知ってたけど、『言わぬは一生の恥』とは高校の時の社会の先生も言ってなかったから。どうして言ってくれなかったんだろう。やっぱりツルッパゲだったからかな。ゴメンナサイ今わたしの前頭部の髪の毛を10本抜いたので許してください。ウソですけど。若い時ならいざ知らず、このトシになって貴重な髪の毛を10本も抜くハズなどない。いいか絶対にだ。


で。トイレに行きましてね。洗面台の前に陣取りまして。ネコが毛玉を吐くように「けぇっ! けえっ!」ってやったんですけど、全然取れる気配などないんです。


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その内気持ち悪くなってきたりしちゃって。こりゃいよいよヤバいかなって。旅行先でお医者さんに行かなきゃならないのかなって覚悟し始めたんですよ。

でも想像しちゃったんですな。病院についてからのやり取りを。

お医者さんの「どうされました?」って問いかけに「稲穂の枝がノドに引っかかって」 って答えないとイケないんでしょう?

絶対にイヤだ。 超恥ズィー。

それなら考えようによっては肛門にビー玉が詰まって取れなくなったってコクる方がまだマシです。どう考えたらそっちがマシになるのかそんなはずはないだろう。ノドと肛門、稲穂とビー玉だぞバカなことを。

 

そうだ。最後にダメ元で吐いてみようと思いまして。ノドに手を突っ込んで何回かゲーゲーやってたら、取れたんですよ。


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もう嬉しくて嬉しくて。

それとなく普通の顔で席に戻ったわたしでしたが、こみ上げてくる歓喜は抑えようもありません。

そこからの夕食は、やけにテンションの高くなった饒舌なわたしがいました。

 
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わたしは口数が多い方ではないので、もしかしたら突然すぎるテンションアップにみんなビックリしていたかもしれません。わたしの身にそんなことが起こっているなどと、誰も知りませんでしたから。


以上。いつも通り何のオチもない話ではありましたが、敢えて何かを皆様にお伝えするのであれば、稲穂の素揚げはお米の部分だけしか食べられませんよ。