俺があいつを見返す日。

俺があいつを見返す日。

わたしがある人を見返すための意思表明として立ち上げたブログです。日々のこと、夫婦のこと、子育て、商品レビューなど、なんでも。

並ぶ。

 以前にも書いたことだけど、わたしは水たまりに飛び込むことにあまり抵抗はない。


 靴や服を汚さないことより、娘たちと水たまりに飛び込むという共通体験の方が大切だと考えているからだけど、そもそもわたしは水に濡れること自体にあまり抵抗がないみたいだ。


 例えば雨に濡れることには昔から抵抗がない。めったに傘をさすことはないし、原チャリすなわち原動機付自転車に乗っていた頃も、レインスーツなんて着たことがない。雨の日はいつもズブ濡れになっていた。


 だって面倒なんだもんよ。傘やレインスーツを使うと後で畳んだりしないとダメでしょう? その煩わしさと濡れることを天秤にかけて濡れることを選ぶんだから、きっとわたしはそういうところの感覚がちょっとアホなんだと思う。

 

 奥さんもそれを分かっているから、雨が降った日は何も言わずにバスタオルを持って、会社から帰ったわたしを出迎えしてくれたりする。

 「風邪ひかないでね」とは言ってくれるけど「なんで傘さしてこないの!!」とか怒らない。傘をさしてくればいいのにーとは言うけど。とにかく優しい女性だ。そしてわたしは怒られるのはイヤだ。


 水に濡れることを厭わない割に、わたしは泳げないので水自体は苦手だ。幼い頃に川に落ちたからか、水が怖い。シャンプーの時に、実は人知れず呼吸をアフアフさせているのはここだけのヒミツだ。

 

 そんなわたしは先日、娘たちたっての願いで近所の市民プールに行ってきた。


 わざわざブログに書いておいてアレだけど、プール自体でのエピソードは何もない。強いて言えば、流れるプールでわたしの隣を流れていたオッサンの眼が『ネバーエンディングストーリー』に出てくるファルコンくらいに美しくて二度見してしまったことくらいか。

 

 


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 それは超どうでもイイ。書きたいことはプールの中ではなく外でのこと。


 市民プールは混む。開園の一時間前に着いたのに券売所の前には既に長蛇の列が出来ていて、わたしたちの後ろにも人が増え続けて列はどんどん長くなっていった。


 我が家には『自分で(も)並ぶ』というルールがある。


 例えば娘たちが欲しがっている何かを買うのに、お金を出す親がレジの列に並ぶのは分かる。でもその間、当の娘たちが列に並ばずに遊んで待っているのだとしたら、それは違和感がある。

 それを欲しているのは自分たちなんだから。なんの苦労もせず遊んでいたら当たり前に欲しいものが手に入ったなんて、そんな甘い体験はさせられない。あそれが欲しくばぜひ、あぜひ苦労して並んで手に入れる。あどうか、あどうかそんな大人になってください(←金八風味)。


 何かを手に入れるというのはそういうことだと思う。

 わたしはそれを8年前、長女(12)が4歳の時にディズニーランドのポップコーン売り場で学んだ。


 ポップコーンが食べたいというお子さんに対し、ハイハイ待っててねとおかあさんが列に並ぶ。その間お子さんは列には並ばず遊んで待っていた。それを見ていて、これはわたし的には違うなと思った。欲しいものを並んで手に入れるという苦労は本人も経験すべきだと思った。


 もちろん状況によって例外はある。

 例えばスーパーのレジなどでは、混雑具合によってはお金を支払う人以外は邪魔にならない場所で待つ。そうしないと限られたスペースを無駄に圧迫してしまうから。


 それと、今回の市民プールのような場合。

 結論からいえば30分くらいは並んだんだけど、30℃を超える炎天下での30分は相当きちぃ。

 だから初めは家族全員で列に並んでいたけど、途中でわたしを残して奥さんと娘たちには列を離れて木陰で待っていてもらった。そうしないと家族の体調が心配だったし、家族全員で並んで無駄に列を長蛇にするのも愚策だと思ったので。


 普段、わたし一人で家族のために並ぶということはまずない。前述のルールもあるし、何よりわたしは行列というものがものすごーく苦手だから。

 なので今回の市民プールでわたしだけ並んでチケットを買ったことに、家族全員からものすごく感謝された。


 でもそうはいかない人もいる。わたしの右隣の列に並んでいた見知らぬ女性、ここでは便器上A子さんとするんだけどよりによって便器上という打ち間違いは無いよな。正しくは便宜上。


 A子さんは2歳くらいの男の子を抱っこしつつ、浮き輪も脇に抱えて汗だくだった。

 するとAこさんのお連れの方なのか、別の女性B子さんが列の脇からA子さんに声を掛けてきた。


B「ありがとーごめんねー並んでもらっちゃってー」

A「いーよいーよ。あ、でも悪いんだけどこの浮き輪持っててもらっていい? C男(お子さんの名前)抱っこしてるから持ちにくくてさー」

B「うんいいよー。あーなんだったらC男くんも私が抱っこしてようかー?」

A「ありがとー助かるーもう暑くてさー」


 そのようなやり取りを、わたしを間に挟んでわたしの目の前でしてるんだけど、A子さんがB子さんに預けたC男くんがもう完全にダメな顔してんの。いやわたしの目の前を通っていったからC男くんの顔が見えたんだけど、熱中症になっちゃってんじゃないの?って顔してて。


 ほんっとに心からまったく悪意なく、その時のC男くんの顔を描くと、こんなカンジ。

 

 


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 これ誇張してないから。ホントはもっとヒドかったから。リアルでこんなマンガみたいな顔してる人間をはじめて見たもんだから、ものすごくびっくりしてちゃって。

 思わず「いやカオカオ!! それヤバイ時のカオのやつじゃん!!」って声に出しちゃって。持っていたセンスでC男くんのアタマを扇いじゃったりして。パタパタパターって。ウナギみたいに。


 当の本人たちは自分たちに向けられた言葉とは思わなかったのか、特に反応は無かったんだけど。でもこの炎天下なんだから。いろいろ大変だとは思うけど、帽子の一つも被せてあげればと思ったけど当のわたしは帽子を所有していない。なぜなら似合わないから。


 奥さんに聞いたらキャップは似合わないからテンガロンハットにしておけと言われた。

 ババァふざけてんのか? いいんだな。ホントにいいんだな? テンガロンハットってアレだぞ。コレだかんな。

 


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 次週。『ベジータ、テンガロンハットを買う』

 ぜってぇ観てくれよな!!