俺があいつを見返す日。

俺があいつを見返す日。

わたしがある人を見返すための意思表明として立ち上げたブログです。日々のこと、夫婦のこと、子育て、商品レビューなど、なんでも。

『安価な物ほど熟考せよ』300円のスマホリングが教えてくれたこと。

去年の冬休み初日。

とある雑貨屋さんで、300円くらいのスマホリングを買った。



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すごく気に入ったわけじゃなかったけど、ちょうど使っていたスマホリングが壊れかかっていたので「300円だし」くらいの気持ちで即決購入した。


でも使い始めたら指が痛い。王冠を模したそのデザインのせいで、スマホを触るたびに外周のギザギザが指に当たって痛い。

ものすごく痛いわけじゃないんだけどね。入れ歯を外したババアに甘噛みされた時くらい。ないけどね、そんな稀有な経験は。でも限りなく優しげなスイートペインではある。


スイートペインなんて言葉が本当にあるのか知らなかったからググッてみたら、スイートペインには『夜泣き』という意味があるらしい。

へー面白い。何だろう。夜泣きは大変ですよー。でも愛情があるからこその大変さなんですよー。だから甘い痛みなんですよー。みたいな意味かな。


こんな風に、人に説明する時に「〇〇ですよー」みたいな説明のしかたをする人がたまにいるんだけど、フフッてなる。わたしが幼稚園児なら分かるけどワシ46歳じゃし。あなたいったいわたしの事をどんな風に認識してその喋り方になってんのって思う。


年齢の話で思い出した。

こないだ長女に精神年齢診断を出題された。わたしは家族の中でダントツに精神年齢が低かった。何と1歳。知ってる? 1歳って生物がこの世に生を受けて1年が経過した状態のことだよ。「オシッコウーンコミルクネムーイママー!!」あいつらが考えてる事なんてこれだけだろ。わたしはそれと同じか?


それはそれとして、夜泣きがスイートペインだなんて言えないよ。わたしはヒロミゴーでも何でもないけど、それでも言えない。現在進行形で今まさにお子様の夜泣きに苛まれて、髪をほつれさせ目の下にクマを作り、満足に眠る事もままならず奮闘していらっしゃるマム&パムにスイートペインとか。シバキ倒されちゃう。どこがスイートペインだと。ビターペイン通り越してハードペインだしライクアハードレインでもあるぞと。優しさじゃ胸の痛み癒せないよ。


あとパムでいいのかな? ハムっぺえけどパムって何よ。母親のことはマムって言うけど父親はパムでいいのかな。聞いたことないな。ダッドとかダディか。あるいはダム?


聞いて。カラオケの時にDAMJOYSOUNDか選ばされるけど、わたしどっちでもいいんだけど。別に曲の再現度とか曲数とか気にしないし。

「どっちでもいい」って言葉が世界で2番目に嫌いなわたしなので一生懸命に選ぶんだけど、どっちかを選んでもさらにいくつかの機種に分かれるじゃない。STADIUMだのAiだのMAXだのMAX GOだの。

よく分かんないからそれぞれの違いを説明してもらおうとすると、大抵は「こちらが最新機種です」としか言わないし。じゃあそれでいいよ。


やっとの思いで部屋に入ったら、どこを押したらどうなるのか皆目検討もつかない複雑怪奇なデンモクなる妖怪が鎮座していて。

ある程度デンモクの操作方法を把握して、採点でもしようかと思えば採点方式も色々あり過ぎて。

さらにスマホと連動して曲の転送や履歴のリスト管理なんかも出来るから。おじさんヒトカラに行っても、入店から最初の曲を入れるまでに20分くらいを要しちゃうよ。これは罠か? もはやカラオケボックスじゃなくてただの魔窟。


つーか。

このスマホリング。商品名のプレートには『アイフォーンリング』と書いてあったんだけど。

こういうのやめて。店員さんは何もおかしいと感じないの? だってこれiPhoneだけにしか使えないものじゃないでしょ。スーパーの野菜売り場に置いてある大根に『ブリ大根』って書くのと同じ事だよ。おでんを作ろうとしていたあなたにはこの大根は買えないんだ。だってこれは大根じゃなくてブリ大根だから。


「あーこれブリ大根かー。今日作ろうと思ってたのはおでんなんだよなー。これじゃぁ買えないなー残念!」


そんなバカな話があるかい。じゃあ3万円を切るAndroidスマホを使っているわたしには、このスマホリングを購入する資格がないっていうのか。

 

もしこのブログがVHSのビデオテープだったら、最初に巻き戻すの苦労するだろうな。でも幸いにしてこのブログはVHSのビデオテープではないので簡単に話を最初に戻すよ。


300円のスマホリングを買ったらギザギザで指が痛かった。はっきり言えば購入は失敗。

でも何でわたしはこんな失敗をしたんだろう。買ったものが安かったから『安物買いの銭失い』になっちゃったのか。


きっとそうじゃない。

確かに300円のスマホリングは安いとは思う。でも商品が安かったから失敗したんじゃなくて、購入する際のわたしの検討レベルがそもそも安かったんだ。

スマホリングという製品の使用方法と王冠のデザインを充分に検討していれば、ギザギザが指の痛みにつながる事は容易に想像できたはず。スマホリングが300円だからといって、300円分の検討しかしなくていいわけではなかった。


『安価なものこそ熟考せよ』そのことをスマホリングが教えてくれたんじゃないかな。


で。

わたしが今狙っているスマホリングはこれ。



こないだ見つけて一目惚れした。これのダリが欲しいんダリ。


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楽天より引用

 

トイレでおしりが寒いから解決策を考えてみた。

ポエム『寒い夜だから』


寒い。寒すぎる。

寒すぎてTRFになる。

ならない。それはSAM。

似て非なるもの。何か他のもの。

サムシングエルス。

寒。寝具得るっす。

うまい。座布団1枚。

うまくても関係ない。寒い。

寒すぎて死ぬる。

寒すぎて死ぬる自信があぬる。

アヌル。

アヌルッダ

ブッダの弟子っぺえ名前。

そういう話じゃない。

寒い。寒すぎる。

この詩がいちばん寒い。

 

わいだんです。


挨拶もそこそこにおしりが寒い。

こんなに寒いのに、何でおしり出して排便しなきゃならないんだ。全くもってクレイジー。令和2年になってもこのまま行くつもりか。


きっと基本的な排便スタイルは平安時代あたりから何も変わっていない。紫式部清少納言もおしりを出していたはず。源氏物語の『もののあはれ』も、枕草子の『をかし』も、ケツ丸出しの厠で誕生したというのがわたしの説。


つーか変えて。いい加減に誰か変えてよこの排便スタイル。TOTOでもリクシルでもパナソニックでも。どこの衛生機器メーカーでもいいから頼む変えてくれ。おしりを出した子が一等賞なのは、まんが日本昔ばなしだけだぞ。


便座を暖かくしただけで満足されちゃ困るんだよ。あれにはすごく助かってるけど他の露出部が寒いんだ。

現状に満足したらそれ以上の発展はないじゃないか。便器業界のスティーブ・ジョブズはいないの? いないならわたしがなるけどよろしいか。


トイレに暖房を設置しよう。以上。

吐く。排泄物の香りが暖房の生暖かい風に乗って我が鼻腔に到達した刹那吐く。吐く自信がアヌル。


じゃあボトムスとパンツのおしりの割れ目にダイレクトで肛門にアクセス可能なスリットを設けよう。多少の便の付着は容認する。挿入もしやすいし、もうそれでいいですわアタシ。今のままでは2月を迎えられる気がしませんもん。ケツ的に。

 

令和2年。今年初めての記事にふさわしい出来ばえ。

本年もよろしくお願いします。

 

 

美空ひばりさんと浅草キッドとノーサイドで感動。いよいよ今年も終わりそう。

わたしは今、奥さんの実家にいる。紅白を観ている。年末年始は奥さんの実家で過ごすというのが我が家の通例となっているんだ。


えーとね。帰りたい。

いや。義父母が嫌いなわけじゃないんだ。むしろ尊敬している。でもそれとこれとは別じゃん。あちらさんにとって奥さんは実の娘で、娘たちはかわいい孫。わたしだけが外様だもん。とても良くはしてもらっているけど、いくら尊敬していても所詮は他人の家。自宅より落ち着く場所であるはずがないじゃないか。


それに実家に行くと強制的に紅白を観せられる。でもわたしは別にそこまで紅白に興味はない。どちらかというと『笑ってはいけない』シリーズが観たい。すごく観たい。家にいれば自由にゆっくりと自分の好きなテレビが観られるのに。あー帰りたいわ。

 

テレビではいろんな番組が2019年を振り返ったりしているし、皆さんのブログでもそんな感じの記事が見受けられるけど、わたしは違う。振り返らない。


僕の前に道はない

僕の後ろに道は出来る


高村光太郎さんが道程という詩でそう綴った時に彼が童貞だったのかどうかは重要ではないけれど、今のわたしは自分の来た道を振り返る事ができない。なぜなら昨日の夜に首を寝違えたから。

わたしはこれを「お前はこれよりは前だけを見て生きてゆけ」という神様からの天啓だと解釈した。分かったよ神様。わたしはもう決して過去を振り返らない。

 

さて。さっそくだけどこの写真は昨日スシローで食べた車海老のお寿司。



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聞いて驚け。一皿300円だぞ。これを食べちゃったから、わたしはその後に行ったアリオでオラフのガチャガチャ(200円)をガマンするハメになった。車海老は『庶民の敵海老』とその名を変えよ。


味は海老。ただの大きい海老。これなら普通の海老を3皿取って、計6尾を重ねて食べても同じだったかもしれないから、今度からそうする。


海老といえばこれを見てほしい。



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これは日本の由緒ある神社仏閣の多くに古来より伝わる海老時計。

なはずはなく、見てわかる通りこれは食べた海老のお寿司の尻尾で作った時計だ。というか厳密には時計ですらない。


でもそんな事はどうでも良くて。

晦日のこの日に全く関係のないこの写真を載せる無意味さに意味がある。

わたしは来年も、誰にも望まれず大して需要のない記事を載せ続けていく。そういう決意表明というか、ジャックダニエルをストレートでしこたま飲んで酔っ払ってよく分からないからもういいや。


今年もいろいろありがとうございました。

皆さん良いお年を。

音楽サブスクリプションサービスに加入したので、少し音楽の話がしたい。

今年のクリスマスも過ぎ去ってしまったけど、テレビなどから山下達郎さんの『クリスマス・イブ』が流れてくるのを一度も聴いていない気がする。単にわたしの気のせいなのか、それとも平成から令和という時代の変遷に伴い、クリスマスソングも世代交代をしたのか。この年の瀬にそんな一抹の寂しさを覚えたわたしの便通がよろしくない。


気がつくと2〜3日くらいまともに大便が出ていなかったりする。ダイエットを始めて4ヶ月が過ぎたけど、最近は体重が思うように落ちなくなった。その理由の半分は加齢による華麗なる代謝の衰えで、もう半分は腸内に溜まった大量のウンニョではないかとニラんでいる。


そんな近況のわたしが会社で仕事をしていると、久々に盛大な便意をもよおした。恐れ多くも先の副将軍、水戸光圀公にあらせられるところの我がミとコーモンの主張が、にわかに激しくなったのだ。


わたしは急ぎトイレに向かった。その間にも大便軍は数の力で我が肛門の守りを突破しようとしてくる。肛門が尾張なら、さしずめわたしは織田信長といったところか。ならば大便軍は駿河遠江を統べる今川義元、決戦の舞台であるトイレは桶狭間だな。


トイレの個室に入ると、誰かの大便臭で満ち溢れていた。イヤだ。このような中でウンニョをするのはわたしのプライドが許さない。

でもわたしは泰然自若を信念とする男だから大丈夫。こんな時でも慌てない。わたしは軽い舌打ちの後で「すぐに俺色に染めてやんよ……」と一言つぶやき、一気にウンニョを解き放った。個室のオイニーはすぐさま俺色に上書きされ、わたしのプライドは保たれた。

 

何かぜんぜん音楽の話じゃなくなったので、多少強引ではあるが軌道修正したい。


『ヒーローインタビュー』という映画が好きだった。鈴木保奈美さん演じるプロ野球記者と、真田広之さん演じる2軍の野球選手とのラブコメディ。

物語が終盤に差し掛かるあたりの重要なシーンで、CHAGE and ASKAの『プライド』という曲が流れる。これがいい曲。


♪思い上がりと笑われても 譲れないものがある プライド


この最後の「プライド」の歌い方が大変よろしい。ASKAのあの安納芋を軽く超えてくるねっとりとした声質と歌唱法を、惜しむ事なく余すところなくふんだんに使用した贅沢な最高級フランス産「ンプゥルゥウアァイドゥ」に、クセになるわたしが続出すること請け合い。

 

話が徐々に音楽に戻ってきたので、このまま音楽の話を続けよう。


各社の音楽サブスクリプションサービスに、サザンオールスターズの全曲配信が開始された。桑田佳祐さんらソロなどの楽曲も含むらしい。

これは嬉しいニュース。わたしはサザンというか桑田佳祐さんの作る曲が大好きだから。幼少の頃に『いとしのエリー』を聴き、間奏の笑い声に恐怖を覚えて以来、桑田佳祐さんの曲は常にわたしと共にあったと言っても決して言い過ぎではない。


中学生の時、違うクラスのあいつと初めて言葉を交わしたキッカケは『みんなのうた』だったし、入院したあの人への手土産にと作ったカセットテープには『エロティカセブン』を入れた。


友だちと二人で夜の土手に寝転がって口ずさんだのは『星空のビリー・ホリデイ』で、隠れてタバコを吸ったあの娘をかばって殴られた時にイヤフォンから流れていたのは『Oh!クラウディア』だ。


歌声で女の子を泣かせる事ができると豪語していた自称ミュージシャンのあいつがカラオケで選んだ曲は『Ya Ya(あの時代を忘れない)』だったのに、女の子は誰も泣いてなかった。

若い頃、スナックで知り合ったワケあり風のおっさんにせがまれて歌った『いとしのエリー』で、わたしはいい年こいたおっさんを大いに泣かせた。


オーストラリアへ旅立つために成田へ向かうワクワクの車中に流れていたのは『彩〜Aja〜』。

東日本大震災後の不安定な毎日でわたしが心の拠り所にした曲は『月光の聖者達(ミスタームーンライト)』。


このように、わたしの多くの思い出がサザンや桑田さんの曲とヒモ付いている。

 

ちょうど先日、我が家もついにGoogle play musicでサブスクデビューを果たした。


音楽がより身近になったわたしが最近知ったのはOfficial髭男爵だ。何なんだこの人たちは。なぜオフィシャルなんだ。彼らがOfficial髭男爵なら、お笑い界のルネッサンス髭男爵はどうなる。Unofficial髭男爵になってしまうのか。


と、ここまで書いてネタでも何でもなくマジで勘違いしていた事に気が付いた。Official髭男爵ではなくてOfficial髭男dismだった。いやどっちも変わらん。

でも楽曲を聴いてみたら、グループ名とは違って奇をてらうでもなく、正統派でとても良い曲を作る人たちだった。要注目だ。


あいみょんも注目。

初めて名前を聞いた時はぬらりひょんが登場する時のオノマトペかと思った。

でもあいみょんさんが歌うマリーゴールドの「ああ アイラブユーの言葉じゃ足りないからとキスして」の秀逸さには舌を巻いた。

初めてこの歌詞を聴いた時は、中森明菜さんのセカンドラブの「舗道に伸びたあなたの影を動かぬように止めたい」に匹敵するくらいの衝撃を受けたけど、でもこれまで生きてきた中で最も衝撃的だったのはやっぱり「AH オレのチン長はこれ以上長くは伸びないんYONE」と悟ったYOKOHAMA二十才まえ。

 

最後に言いたいことは、音楽サブスク最高。

これでもう友&愛にCDを借りに行かなくて済む。


ではみなさま。メリークリスマス。

今年の誕生日にまつわるエトセトラ(一部ネタバレあり)。

前回の記事ではわたしの誕生日に際して皆様から多くの御祝辞をいただき、この場を借りて心より御礼申し上げます。サンチュ。


わたしは決めた。これからは毎日を誕生日と定める。毎日おめでとうと祝われ、プレゼントをもらい、美味しいものを食べる。毎日がスペシャルだ。竹内まりやさんも歌っていた。毎日がスペシャル毎日がスペシャルEveryday is a special dayと。ラーメンセットに半ラーメンを付けてしまうような邦楽の歌詞、わたしはキライじゃない。


でも毎日が誕生日だと、一日一歳ずつ年を取らなければならない。さすがにこれは由々しい。


占いババをご存知か。ドラゴンボールに登場する未来が見通せるオババだ。浮遊する水晶の上に乗っている。それがウチの総務にもいる。いや水晶には乗っていない。でも事務椅子の上には乗っている。


彼女はロクに仕事をしないことで有名だけど、もう一つ有名なことがある。それが手相だ。的中率がえげつなく高いらしい。

そのババが、カラオケでジュリーのカサブランカ・ダンディを歌っていたわたしの手を取って、勝手に手相を鑑定した事がある。それによると「あらら。あんた70歳まで生きられないね」だそうだ。


この腐れババアが本人の承諾もなしに手相を鑑定し、あまつさえ人様の寿命を日本人の平均より10歳も短く宣告した咎については厳罰をもって処するとして。仮にそれを信用するならば、現在46歳のわたしは長くてあと24日でオダブツだ。年は越せるが年始に死す。わいだん死す。財前も死す。


唐沢寿明さん演じる財前五郎が主人公のドラマ『白い巨塔』。

昔、スカパーで放映していたのを何気なく観たらムチャクチャ面白かった。でも10話くらい観たところで「このドラマ長くね?」と思った。ウィキペディアで調べたら、全21話だった事が分かったついでに、最終話のタイトルが『財前死す』である事も分かった。そしてタイトルの通り最終話で財前五郎は死んだ。


物語中盤。10話近くを残した状態で主人公の死が確定しているドラマを観なければならない辛さは筆舌に尽くし難い。だいたい言っちゃ悪いがセンスが無い。白い巨塔という大作ドラマの最終話に『財前死す』ではヒネリがなさ過ぎる。死ぬという表現なんて他にいくらでもあっただろう。果てる。消える。没する。わたしならこうする。『財前イク』。これこそ大作AV『白い巨根』の最終話にふさわしいタイトルだ。

 

少し話が逸れたけど、そういうワケで毎日を誕生日にするのはやめた。

代わりに今年を最後に誕生日をカウントするのをやめた。わたしは永遠の46歳になった。46歳。46歳。遅きに失したか。26歳くらいでカウントストップしておけば良かった。


やめたといえば今年の年賀状だ。去年わたしは年賀状に『卒状』の二文字を刻んだので、今年からは公約通り年賀状は出さない。実家にも知人にも上司にも。

これでいい。いつまでも前時代的な風習に時間と金を取られる気はない。


恐らく年賀状を作らない年末など40年ぶりくらいだろう。皆さんもやめてみてはどうか。ものすごく晴れ晴れした気分になれる。そしてただでさえ忙しい師走のこの時期に年賀状の作成で四苦八苦している周囲を見ながら、チョコボール(ピーナッツ)をおつまみに少しだけ良いウイスキーを飲もう。今日はとことん付き合うわよ。だけどまだ彼の自慢は後にして。

 

誕生日の朝に患った腰痛はいまだ絶賛継続中。そのような中、誕生日の次の日は飲み会だった。人の話を全く聞かずに壊れたスピーカーのように自分の話ばかりをする厄介な同僚と。しかも二人きりで。行く前からすごくユウウツだったけど、行ってみたらちゃんとユウウツだった。


彼のことは嫌いじゃない。でもサシで一緒に飲むと、ものすごく疲れる。何でわたしがこんな目にと思う。ボッコボコにしたい。お前の耳には人の話を聞く機能はないのか。お前の口は先祖代々自分のことしか話せない呪いでも掛かってんのかと正座させて小二時間問い詰めたい。

でも改正児童虐待防止法の施工前に厚労省がまとめた指針素案によれば、これは体罰に当たるのではないか。だけどコイツは児童じゃないから大丈夫か。判断が難しい。

 

娘たちからの誕生日プレゼントは手紙。

手紙は毎年くれるけど、今年はわたしがリクエストしたテーマで書いてもらった。わたしの悪いところや直して欲しいところを思いつく限り正直に書いた手紙が欲しいと。


何年経っても未だ正解の見えない子育て。子育てに正解などない事は薄々分かってきた。何をどうしたところで、親としては「これで良かったのか?」と自問し悩み後悔する毎日だ。

答えがないと分かっていても、自分なりの答えは探したい。彼女たちにとって今以上に良い親でありたいし、良い関係を構築したい。それがリクエストの趣旨だった。


娘たちからの指摘は3つ。わたしの想定を超えないものではあったけど、なかなか痛いところを突かれた形だ。

手紙の内容によっては涙のリクエストになる恐れもあったけど、まあ大丈夫だった。


でも一つだけ想定外だったのは、長女に『過干渉をやめて欲しい』と書かれてしまったことだ。具体的な事例を聞いても「それ過干渉か?」と首を傾げるところがないわけではないけど、何とか頑張ろうと思う。

 

奥さんからの誕生日プレゼントはない。

わたしたち夫婦は誕生日や結婚記念日などにプレゼントを贈り合うことはしない。奥さんがいつもより少し豪華な夕食を作ってくれるけど、大げさに祝うこともしない。

誕生日を祝わなくても、毎日互いの存在に感謝している。結婚記念日を祝わなくても、結婚当時と変わらず互いに愛し合っている。毎日が満たされているから、あえて記念日を祝う必要性を感じない。それがわたしたち夫婦の一致した意見だ。要するに毎日がスペシャル。竹内まりやさんも歌っている。毎日がスペシャル毎日がスペシャルEveryday is a special dayと。


ラーメンセットに半ラーメン。

いいじゃない。こういうのでいいんだよ。

 

46歳の洗礼。

今日で46歳になった。おめでとうわたし。


でもおかしい。ついこないだまで26 歳だったはずなのに。まだ腰痛も尿管結石もパニック障害不整脈も患っていない完全体だったあの頃に戻りたい。


それに比べて今のわたしときたら。

朝方、布団の中で寝返りを打ったら腰をひねったその痛みで目が覚めた。46歳になってこの世界で発した最初の一言が「イテッ」。真っ先にもらった誕生日プレゼントが『腰痛』。こんな理不尽なことがあっていいものか。


理不尽といえば小学3年生くらいの頃。

おこづかいを貯めた200円を右手に握りしめ、商店街のおもちゃ屋さんまで歩いてトミカを買いに行った。でもトミカは250円だったから買えなくて、なぜだか分からないけどポテトチップスを買った。ワクワクだった往路。泣きながらポテチを食べて帰った復路。のり塩のフレーバーと自分の涙。あの時のポテチは一体どっちのせいでしょっぱかったのか。今となってはもう分からない。でもあの味は今でも忘れることができない。そしてこのエピソードはぜんぜん理不尽じゃない。


46歳でこれでは、47歳の朝は尿漏れで目覚めるは必定か。いや、現在のわたしの残尿状況から察するに、泌尿器系の衰えは年々悪化の一途を辿っている。年間残尿時間の上限を超えた時間外残尿。サービス残尿を余儀なくされている状況だ。


この事実から導き出される答えはただ一つ。47歳になった朝は、尿漏れを超えし尿漏れの中の尿漏れ『スーパー尿モレックスα』の発動が期待できるということだ。おねしょの事だけど。ようし。来年の誕生日は久しぶりに童心に返ってお布団に大きな地図を描こう。行くぞグランドライン!!

 

寝返りで腰を痛めることが理不尽なら、少し前に駅の構内で見かけたこのポスターもまあまあ理不尽。

 



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若者の聖地である原宿の竹下通りに墓地購入のポスターを貼っても誰も見ない。彼らはまだ死を身近には感じていないだろうし、老人になってもきっと墓は買わない。インスタ映えするどこかに粉骨を撒くだろう。


おばあちゃんの聖地である巣鴨の地蔵通り商店街に、原宿系ファッションのポスターを貼っても誰も見ない。わたしの知る一般的なおばあちゃんは、ジャージの上下を店頭の最も目立つ場所に飾って悪びれもせず堂々と『スーツ』と言い張る東北自動車道の羽生PA上りの五鉄で食べられる一本うどんみてえな図太い神経を持つ店主が営む商店街の自称ブティックでしか服を買わない。


そして駅の構内にこのポスターを貼っても歩きスマホをする人は誰も見ない。彼らは手元のスマホを見るのに忙しい。駅の壁など見ているヒマはない。事実上、このポスターは無意味に等しい。

唯一意味があるとするなら、歩きスマホをしない人たちがこのポスターを見て「そうそう。ホントそうなんだよアイツら!」と同調して多少の溜飲を下げるくらい。


でも本当にそうなのか。「ぶつかってきたのはあなた」と言うけど、相手が歩きスマホをしていても、こちらが相手を視認してさえいればぶつかる事はまずない。それでもぶつかるのなら、自分も歩きスマホやそれに類する行為をしていたか、意図的に歩きスマホをしている相手を避けずにいたかだ。


わざと避けないで敢えてぶつかってやろうという気持ちになることは超ある。でも実際にそれをしてぶつかっても怒りが収まるどころか余計に腹が立つからやらない。

そういうわけで、このポスターは掲示する意味も書いてある内容もわたし的にピンとこなかった。

今日の朝までは。

 

今日の朝。駅に向かって歩くわたしの前から、自転車に乗った20代後半くらいの女性が走ってきた。片手で操作しているスマホをガン見している。

ただ、向こうはともかくわたしは彼女を視認できているし、そもそもわたしは道の左端、彼女は右端を通っていたので正面衝突することはない。


はずだったのだが事情が変わった。女性の乗る自転車が急激にわたしに向かって突進して来た。女性はスマホに夢中で自分の動きに気づいていない。あわや衝突という寸前で、やっと女性が気づいて急ブレーキで止まった。


「アホか」と思わず口に出してしまったわたしも悪かったかもしれないが、それでもわたしをキッと睨んで何も言わずに走り去ってしまったその女性の方が悪いだろう。ちなみにその後も彼女はスマホを見ながら自転車を運転していた。


今すぐ駅に向かってあのポスターを剥がし、ギッチギチに丸めてカッチカチにしてしこたまシバキ倒してやろうかと思ったけど、彼女の道交法違反よりわたしの傷害罪の方が罪が重そうだからやめた。


あのポスターに書いてあった事を身をもって実感した。

ただ、自転車の彼女は恐らくあのポスターを見ることはないだろう。

きっと歩きスマホをして壁にぶつかっても、壁を睨んで再び歩き出すのだろうな。スマホを凝視したまま。

 

最後に。

理不尽というワードを思い浮かべると、必ずといっていいほど『李夫人』という誰の奥さんだか分からない夫人に変換される。そしてその時に思い浮かべるのはデヴィ夫人でもお蝶婦人でもなく、幼い頃にテレビのCMで流れていたインスタントラーメン『楊婦人(マダムヤン)』の女性。


 

 

ウチの会社に幽霊が出るらしいけどアナ雪2も観た(ネタバレなし)。

「ウチの会社、幽霊が出るんだってよ」


昼休み中の雑談で、同僚がそう教えてくれた。


桐島が部活やめる的なサラッと感で報告されても、気持ちの折り合いがつかない。

若い時に愛用していたギャッツビーのスーパーサラサラムースくらいにサラッと言われたので、整髪料に書いてある『ベタつかない』という謳い文句に何度もダマされた若き日の思い出が鮮明によみがえってきてしまい、同僚の頭を軽く小突いてしまった。


確かに前々からそういうウワサはあった。でもそれはあくまでウワサの域を出ない話であって。

わたしがそう言うと同僚は「火のないところに煙は立たない」と言うのだけど、でもそれはお前が火元をよく確認せずに火事だ火事だとアホみたいな顔で騒いでるだけであって、よくよく火元を確認してみればそれは煙などではなく、グリーンマイルのコーフィが口から金色のコバエを出しているだけかも知れないじゃないか。そっちの方が怖いじゃないか。


わたしにとって幽霊というのはテレビの中だけの話なんだ。いい歳こいたオッサン連中が肯定派と否定派に分かれて罵り合うその様を、酒でもあおりながらケケケと観てるのが最高なんだ。

幽霊とは言わばファンタジーの世界の住人であって、わたし的には幽霊はハリー・ポッターと一緒。ハリー・ポッターが突如として現実世界に現れ「どーもこんちはハリー・ポッターっす」みたいな雑な自己紹介もそこそこに東京駅のホームの柱に全力疾走して顔面強打で鼻血ブーして「あれおっかしいな」って当たり前だろバカ野郎。この日の本にホグワーツ魔法魔術学校行きの列車など来ないものと知れ。


みんなが目撃する幽霊の姿が一緒らしい。

グレーの作業服を着ているおっさんが血だらけの様相を呈していて、会社内の様々なところに出没するんだって。たまに首がない時もあるらしい。無くすなよ。たまに無くしていいもんじゃないだろ首は。ビニール傘じゃないんだから。


しかもいろんな場所に出没するということは地縛霊じゃなくて浮遊霊か。じゃあわたしがお気に入りで使ってる、あまり人の来ない少し奥まった場所にあるトイレとかにも出るんだろうな幽霊。マジか。もう誰にも邪魔されずにゆっくりウンコできないじゃん。


ここまでの話で、確かに何だかちょっとリアリティを帯びてきたことは認めるよ。でもそれじゃ幽霊否定派を辞任するわたしを納得させるには弱いよ。ていうか辞任しちゃったよ。こんばんわ。今日から幽霊肯定派になりましたわいだんです。


でも結局はウワサだから。わたしは見てないし幽霊。だからお前もいちいちそんなウワサに振り回されてないで仕事しろ同僚よ。お前が目を閉じて腕組みして天井を見上げて何かを考えているように見える時は、日本の起訴された場合の有罪率99.9 %をはるかに超えるイレブンナインの高確率で何も考えておらず寝ているのを知っているよ。

 

え、上の人たち呼んじゃったの? 除霊師さんを? マジで? いやマブで?

ヤヴァい。怖え。なんか急にとてつもなく怖え。リアリティの株価が急上昇だ。こんなことなら幽霊肯定派の株を買っておけばよかった。何だかんだ言ってわたしも宜保愛子さんとかで育った世代。否定派には所属しててもやっぱり怖いんだそういうオバケ系。


あ。数日前に上層部の連中が神主みたいな人の後をぞろぞろと付いて歩いてたのを見たけど、アレもしかして除霊師さんだったのか。

敷地内の建物を取り壊すために地鎮的なもので呼んだんだと思ってた。


だとしたら上層部の連中は一体なにを考えているのか。何でそこいらの神主を連れてきてしまうんだ。

すごい実力の持ち主なの? その神主が?

そんなにすごいの?アニメバージョンのフレンドライクミーをカラオケで90点に迫る高得点を出せるほどの再現度を誇るわたしより?

「アホーニューワー」でアラジンとジャスミン一人二役でこなしつつねっとりと歌い上げることのできるこのわたしより?


そんなこと知ったこっちゃない。そういう問題ではない。その神主さんはすごい人なのかも知れないけど、こっちの納得の問題なの。

ぽいやつを連れてこないと。もっと除霊師っぽいやつ。そうなったらもうそこは無道でしょ。織田無道しかいないでしょ。みんなが恐れる浮遊霊を成仏へと導いてくれる頼れる除霊師がkemioだったらどう思うの。絶対に除霊なんて出きなさそうだと思ったけど、意外と達観したあのノリで上手に除霊してくれそうな気がしてきた。あげみざわ


それはそれとして。

神主さんの後に付いて役員たちが神妙な顔をしているのを見ていると気持ちが良くて仕方がない。ふだん威張り散らしている奴らが借りてきた猫みたいな顔をしている。心地よい。心地よいついでにとお前とお前、それとお前は幽霊に祟られてしまえ。

おっとやめよう。人を呪わばアナ二つ。いやアナは一つでいいや。今のところそっちの趣味はわたしには無いので。

アナ雪2観た。イマイチだった。ぴえん。