俺があいつを見返す日。

俺があいつを見返す日。

わたしがある人を見返すための意思表明として立ち上げたブログです。日々のこと、夫婦のこと、子育て、商品レビューなど、なんでも。

ハゲ=完全体だった話。

近ごろ、とみに前頭部の毛量が心もとなくなってきました。平たく言えばハゲてきたということです。

やはり加齢には敵わないのですね。それはそうです。だって齢40を超えているわけですからね。周りを見回しても、同年代の男性たちでハゲ散らかしていない人を探す方が困難になってきていますし。

その中にあって、わたしなどはなかなかに健闘してきたのではないかと自負しておりますが、それももはや風前の灯。わたしの毛根たちはこぞって頭髪をリリースし始めました。

ハゲるなら、あくまでハゲることを避けようがないならばですが、可能であれば前から徐々に後退していく形態を希望します。間違っても頭頂部から波紋が広がるような進行の仕方になって欲しくない。

あの『今日はちょっと趣向を変えて、お皿に載せたライスの周りだけにカレーを掛けてみました』的なハゲ方は容認できない。満員電車の中でハゲた頭を後ろからマジマジと眺められるなんて、そんなフグリを後ろから見られるような辱めには耐えられない。

 

『毛』というのはアレですよね。『大切なところを守るために生えている』なんて言いますね。別の言い方をすれば急所。

頭髪は言わずもがな、男性なら口ヒゲなんかもそうです。口と鼻の間には『人中(じんちゅう)』という大きな急所がありますし、顔面自体が急所の塊です。

脇もそう。ここ押されると凄く痛い。だから脇毛がありますね。

胸だって『壇中(だんちゅう)』という急所がありますから。胸毛なんか生えている人は女性から毛嫌いされる傾向にありますが、実は生物的に優秀なんじゃないですかね。

ということはアレですかね。ハゲるっつーのは即ち「もうお前のアタマなど大切じゃないぜ。だから髪の毛なくしても支障がないからなくすぜ」っつーことなんですかね。

現代の男性にとって頭髪とは、異性を惹き付けるためのそれなりに重要なファクターでありますから、要するにこういうことですか?

「お前もうオスとして終わってっから髪の毛なんぞなくてもいいぞ。もうおしまい。ハイ解散!!」

!! なんと、わたしの頭髪は解散していたのか!? 主であるわたしの断りもなく!?

イヤだ! まだハゲたくない!! ヨボヨボのジジイになってからならばハゲてもらって一向に構わない。でもまだだ。まだ早い。年金ですら受給可能年齢がどんどん高齢化しているというのに、なぜハゲ、お前だけは若年層にすらキバを向く? こっちはまだバリバリにモテたいのだぞ。理屈に合わないではないか。

 

あ、そーか。モテたい気持ちをただひたすらに強く抱いていれば良いではないか。わたしはまだモテたい。男性として終わってなどいない。だから頭髪は必要不可欠なものだ。そう思い込むことでハゲを根治できる。わたしのスーパーコンピュータがそのような計算結果をはじき出している。

待って? もしかしたら違うかも知んない。オスとして終わっているからじゃなくて、私の頭が髪の毛すら必要としない、数多の危険を超越した完全体に近づきつつあるということではないのか?

きっとそうだ。ドラゴンボールを思い出してほしい。あのマンガに出てくる強敵、フリーザ然りセル然り、大抵の場合は禍々しい姿形からシュッとしたムダのない体に変身して強くなっている。それは即ち、余計なものを排除することこそが、生命として完全体であるコトの証明なのだ。

わたしを含めたハゲの皆さん。どうか安心してください。ハゲは生命として完全体になるための進化過程でした。