俺があいつを見返す日。

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わたしがある人を見返すための意思表明として立ち上げたブログです。日々のこと、夫婦のこと、子育て、商品レビューなど、なんでも。

映画レビュー『美女と野獣』は、うーん・・・。

 アニメ版ではなく実写版の方です。ハーマイオニーが主演のやつ。ウィンガーディアムレビオーサッ!!

 

 

 娘たちが祖父母の家に泊まりに行っている時に、奥さんと二人で家で観たのです。

 何となくこの映画は『映画館っぽくしないとダメなやつだ』と直感したので、部屋の電気を消し、ダイニングチェアをテレビの前に並べ、アイスコーヒーも用意しました。


 さぁ準備万端整ったかに思えたのですが、字幕か吹き替えかですごく迷いまして。わたしはアニメは吹き替え、実写は字幕と決めているんですけど、あれこの映画どっちだろってちょっと混乱しちゃいまして。

 実写? CGアニメ? 実写だけど実写じゃない? さよならだけどさよならじゃないのがやまかつWinkなのは分かりますね?


 結局字幕で観ました。冒頭の歌の数分間を字幕と吹き替えで両方試して、何となく字幕がしっくりきたので。

 吹き替えの方がストーリーに集中できるとは思うんですけど、俳優さんの生の声も聞きたいんですよね。それを含めてその人の演技のような気がして。

 

 アニメを実写にすると悲惨な結果に終わることも多いのかもしれないですけど、この映画についてはどうかな。実写が元のアニメを超えた……ような気がしないでもないです。

 とはいえ、アニメ版の『美女と野獣』を観たのはもうかなり昔ですからね。正直よく分かりません。


 そんなことよりですよ。アニメ版の時からずっと思っている疑問というか『うーん』ってのがあって。


 一つ目のうーんは、野獣が思いのほか弱いんですよね。


 主人公のベルが野獣の城を飛び出したあと、オオカミの群れに襲われます。ベル絶体絶命のまさにその時、野獣が現れてオオカミの群れを追い払うんですけど、オオカミに噛まれて重症を負うんです。野獣がですよ? 倒れて動けなくなっちゃうの。ぐおぉっとか言って。


 いや素晴らしいと思いますよ。己の命を危険にさらしてまで人を助けるなんて、そりゃ簡単に出来ることではないですからね。


 でも野獣でしょ? 野獣って言ったらボブ・サップさんですよ。

 

野獣の怒り

野獣の怒り

 

 

 ボブ・サップさんがフツーの小6男子3人と本気モードで戦って重症を負いますかね。ちょっとした隙に後ろから背中を蹴られてぐおぉってなります? なんとか勝ちはしたけどすぐに病院へ緊急搬送って、それ野獣って言う? それはもはや野獣ではなくただの動物ですよね。美女と動物。楽しそうな番組!!


 期待した分だけ揺り戻しがすごいというか。揉んだ分だけ揉み返しも酷いというか。会社のカッコいい先輩がすごく高い車に乗っているからきっとお金持ちなんだと思い込んでいたら、単に車に全財産を注ぎ込んでいるだけの話でうす汚いアパートの一室でペヤング食ってたみたいな。

 

 二つ目のうーんは、王子が野獣から人間に戻った時のリスクを誰も考慮しなかったのかということ。


 家具や食器などにされた家来たちは、野獣に変わってしまった王子が本当の愛を知ることができるように、なんとかベルと野獣をくっつけようとするんです。その甲斐あって王子は人間に戻ることが出来たんですけどね。


 でも王子ものすっげぇブサイクかもしれないじゃないですか。仮にブサイクじゃなかったとしてもですよ。ベルにとって何か知んないけど、どーーーしても生理的に受け付けない顔立ちの人かもしれないでしょ? もしそうだとしたら、王子が真実の愛を知った刹那に「ごめんなさいっ!!」で大どんでん返しです。これは相当な悲劇ですよ。


 『野獣なのに』ってのが絶対あったと思うんですよベルも。野獣なのに実は優しい。野獣なのに本とか読んで博識。そのギャップにやられた部分もあるはずなんですよ。


 リスクは王子にだってあリますよ。家来たちが一生懸命に自分とくっつけようとしているベルが、その、ね。あまり綺麗じゃなかったらね。

 綺麗じゃないって言っても別に汚いわけではないですよ。あくまで世間一般の美女基準からは少し外れるというか。少しね、ほんのすこーし。ジャスタリルビ。

 ほら王子にも好みというものがあるわけだから。


 だからこの物語に限らず『美女』じゃないと成立しないって前提がダメなんですよ。

 真実の愛を知るなら、美女ではなく普通の女性、そして野獣ではなく普通の動物。『女と動物』。うわぁ。一気にまんが日本昔ばなし臭が出てきましたね。