俺があいつを見返す日。

俺があいつを見返す日。

わたしがある人を見返すための意思表明として立ち上げたブログです。日々のこと、夫婦のこと、子育て、商品レビューなど、なんでも。

『八雲さんは餌づけがしたい』というマンガにハマっている。

『八雲さんは餌づけがしたい』というマンガにハマっている。

 

 

 

 

ウチは決して裕福ではないから、娘たちの欲しがる物をあれやこれやと何でも買ってあげることは出来ない。

それについてはひとえにわたしの不徳と致すところで、家族にはいつも「ごめんなぁ、おとっつぁんの稼ぎが悪くてよぉ」と謝りながら生きている。


ゴメンそれはさすがにウソだが「あぁ、わたしの収入が今より良ければ、奥さんや娘たちの望むことをもっともっと叶えてあげられたんだろうなぁ」と、そんな風に思いながら日々を過ごしているのは本当だ。

 

そんな我が家ではあるが、こと『本』に関してだけは財布のヒモが異様にユルいというか、ほとんどチャックが壊れて経済観念がダダ漏れしてますぜ旦那ァ状態だ。


なぜかというと、奥さんもわたしも本が好きだから。ナスを好む人は100パーの確率でズッキーニも好むという事が学術的に証明されているのと同様に、本好きのわたし達がブックオフ大好きなのもまた真なり。週末になると複数のブックオフをハシゴすることもある。


いま我が家のメンブァーがハマっているのは、もっぱらマンガだ。少し前にわたしがプレゼンした新企画『よぅし。各自いままで読んだことのないマンガの一巻だけをブックオフで何冊か買って、面白いマンガを新規開拓しよう!』が見事に採用の運びとなったからだ。


そしてわたしが今ハマっているマンガが、冒頭でも紹介した『八雲さんは餌づけがしたい』なのだ。厳密には長女(13)が発掘したマンガだが、読んだらとっても面白かったので、長女にはわたしが発掘したことにしてもらった。


28歳の未亡人(八雲さん)が、ひょんなことから隣の部屋で一人暮らしをする16歳の男子高校生(大和くん)に食事を作って食べさせる。それがストーリーの骨子。


料理は出てくるけど、グルメマンガではないので作中でレシピが出てきたりはしない。感想という体でその料理の詳細を説明する世界の渡部みたいな要員も出てこない。食べると「ウンメエェェ!!」と激しくヤギ化する不審人物も不在。非常に好感の持てる作品だ。

 

恋愛要素はほんのりだ。普段お酒を嗜まない若奥さんが記念日に少しだけ梅酒を口にした時の頬にさす桜色くらいのほんのり。

今のところ八雲さんは、ただ食欲旺盛な男子が美味しそうにガツガツとご飯を食べる様子を見ていたいだけっぽいけど、大和くんサイドは八雲さんに恋愛感情を持ってそうな感じはある。


そのほんのりがまた良い。恋愛要素が薄いんだ。このシチュエーションに恋愛がガッツリ絡んできたり、あまつさえエロ要素なども含まれてくると、この作品の良さが失われる気がしてならない。


いや、ほんの少しのエロ要素はあるにはある。でもそれは相手が年頃の男子高校生だから、そういう要素も描かないと逆に不自然でしょってくらいのエロさだから。くどくないエロだから。ノンエロリー。いやエロリーハーフ。


そのさじ加減が絶妙に良い。わたしが思うに、これはきっと作者の方が女性だからではないか。

これが男性の作者ならこうはならないだろう。きっとエロねーちゃんとエロガキが織りなす単なる『エロストーリーは突然に』にしかならなかったはずだ。あるいは『東京エロストーリー』か。

いや、『エロという名のもとに』や『エロジェネレーション』の線も考えられるな。

待て。それなら『一つエロの下』と『振り返ればエロがいる』を忘れてはならない。

おっとそっちが医療モノで来るならこちらも考えがある。『エロい巨根』を出すぞ。間違えた『エロい巨根』だ。まだ間違えた『エロい巨塔』ね。

 

ところでわたしはマンガに限らず、恋愛要素が絡む作品を読む場合は、作者の性別を確認してから読む。自分の中で作品とうまく折り合いを付けるためだ。


例えばこの『八雲さんは餌付けがしたい。』を例にすると、八雲さんは育ち盛りの男子高校生が自分の作った料理をアホほどガツガツ食べる姿に快感を覚えるわけだ。それをわたしと同じ40代の男性作者が描いてるだとしたら、ゴメン正直萎える。だってきっとそれは男にはない感情だもの。そこはやっぱり女性か、女性でなくても女性の心を持つ人が書いてくれると、こっちも折り合いが付く。


そういうわけで、恋愛モノなら女性の作者を好む傾向にある。

かといっていわゆる少女マンガを読めば済むのかといえばそうではない。

次女(10)におすすめされて5巻くらいまで読んだ『ハニーレモンソーダ』というマンガは、面白いとは思うがこっ恥ずかしくてオイラ上手に読めねえ。

 

 

ハニーレモンソーダ 1 (りぼんマスコットコミックス)

ハニーレモンソーダ 1 (りぼんマスコットコミックス)

 

 

 

だから、男性向けのマンガ雑誌に連載している女性作家が好きだ。全体的なバランスがいいように思える。


高見まこさんが好きだった。『二人の気持ち』という作品を初めて読んで好きになり、そこから『いとしのエリー』にさかのぼって読んだら絵柄が初期過ぎて戸惑うの巻。でもいとしのエリーは切なくてめちゃくちゃ好きだった。

 

 

ふたりの気持ち (1)

ふたりの気持ち (1)

 

 

いとしのエリー1

いとしのエリー1

 

 

 

書いている内にいとしのエリーを読み返したくなったので、宴たけなわではあるがこの辺でお開きとさせていただきたい。


P.S.母さん。今回は一度も脱線しなかったよ。