俺があいつを見返す日。

俺があいつを見返す日。

わたしがある人を見返すための意思表明として立ち上げたブログです。日々のこと、夫婦のこと、子育て、商品レビューなど、なんでも。

童話『オオカミと七匹の子ヤギ』にひそむ意外な盲点に気がついた。

【日の目を見ない作品シリーズ】


チャーリーブラウン(魔改造Ver.)。


f:id:wp-dandy:20191128180803j:image

f:id:wp-dandy:20191128180845j:image

f:id:wp-dandy:20191128180900j:image

 


若かりし頃のわたしが結婚前の奥さんにプレゼントした逸品だ。


リングフィットアドベンチャーを買ってくれたのなら譲ってやらないこともない。ああそうさ、ああもちろん何とも思っちゃいないんだ。

途中からアニメ『かぼちゃワイン』のエンディングテーマの歌詞になっているとは、よもや誰も気づくまい。フフフ……。

 


夕食時に、次女(10)の小学校近くに出没した不審者の話になった。


小学5年生の男子が黒ずくめの男に「お母さんに頼まれたから一緒に来て」と言われて腕を掴まれそうになったらしい。


怖いね。

冬になって日の傾きも早くなったから、次女が強敵(ともと読む)と遊んで帰って来る頃には辺りはすっかり暗くなっているし。


なるべく人通りの多い道を通って帰ってきてね、とか。

どの道を通って帰ってくるかを確認して共有し合ったりしている。


留守番してる時は家の電話が鳴っても出なくていいし、誰か訪ねて来ても玄関のドアを開けないように、とも言い含めてある。

過保護かもしれないけど、どうにも不安で仕方がない。

 

そんな話をしている時に、防犯の例として『オオカミと七匹の子ヤギ』の童話を引き合いに出したんだけど、話しながら気づいた事があった。


ストーリーはこんな感じ(以下ネタバレ注意)。


七匹の子ヤギが留守番をする事になった。


お母さんヤギは「ガラガラ声で黒い足のオオカミが家に来るかもしれないから、絶対にドアを開けないで」と言い残して出掛けていく。


ほどなくしてオオカミが来た。


「お母さんだよ開けとくれ」


「お母さんはそんなガラガラ声じゃない」


オオカミは薬屋に行き、声がキレイになるチョークを食べて再びやって来た。


「お母さんだよ開けとくれ」


「お母さんだー」


一度は信じた子ヤギたちだけど、ドアのすき間から見えた足が黒いことに気づく。


「お母さんの足は黒くないぞ。オオカミ帰れ」


オオカミはパン屋に行き、足に小麦粉をまぶして戻って来た。


「お母さんだよ開けとくれ」


「お母さんだ。わーい」


キレイな声に白い足。子ヤギたちは信じてドアを開けてしまった。

オオカミは家の中に飛び込み、地の底から響くような恐ろしい声でこう叫んだ。


「ウオーオオカミだぞー! お前らみんな食ってやるー!!」

 

いやそれキレイな声。

キレイな声で叫んでるんだよね。それ。

だってそうでしょ。ガラガラ声をごまかすためにさっきチョーク食ってたじゃない。だから子ヤギたちをダマせたんだからさ。

 

「ウオー!」


いや怖くないから。ウオーとか言っても。キレイだから声が。

自分で気がつかないもんかな。裏声だよそれ。今すっごい声高い。ヘリウムガス吸った米良美一みたいになってる。

 

「オオカミだぞー!」


知ってるよそんなもん。見りゃ分かるんだから。

お前がオオカミかどうかなんて、もはや問題じゃないんだよ。声。そのキレイ過ぎる声を問題としてるのこっちは。

お前はエンヤか? 奥さんとわたしが結婚式を挙げた時代に、式中に流すBGMとしてディズニーソングと双璧をなしていた内の一人だったあのエンヤなのか?

 

「食ってやるぞー!!」


だからふざけんな。マジメにやれ。

こっちは生きるか死ぬかの瀬戸際なんだ。そんなサラ・ブライトマンみたいな美声のオオカミに食われたら、成仏すべきか怨霊と化すべきか混迷の様相を呈するじゃないかよ。


だいたいこんなの隠れるだけムダ。

その声でひと声「ウオー」って叫んだら、家のそこら中から押し殺した笑い声が聞こえてくるからすぐ見つかっちゃう。お話では時計に隠れて助かった末っ子の子ヤギも、これじゃ絶対に助からない。美味しくいただかれてしまう。


オオカミと七匹の子ヤギって、実はコメディだったんだな。

 

でもマジメな話、子どもたちだけで留守番してもらう時は、誰か訪ねてきてもドアを開けさせない。

知っている人でもダメらしい。親が「この人は大丈夫」と思っていても、子どもから見たらそうじゃない事もあるんだって。


でも完全に無視して不在だと思われても怖い。

だからといってドアホンで対応した時に「いまお母さんいません」って言っちゃうと子どもだけだと分かっちゃうからダメ。

「お母さんもうすぐ帰ってきます」とか言うと良いみたい。セコムが言ってた。


いろいろあって難しいけど。

でも取り敢えず、声がキレイで白い足の人だったら絶対に出ちゃダメってことにした。


だからMattさんはウチに入れない。たぶん。