俺があいつを見返す日。

俺があいつを見返す日。

わたしがある人を見返すための意思表明として立ち上げたブログです。日々のこと、夫婦のこと、子育て、商品レビューなど、なんでも。

見ず知らずの人に「マスクを下さい」と言われたらどうするか。

奥さんが先日に体験した話なんだけど。


奥さんがスーパーで買い物を終えて、自転車置き場から自転車を出そうとしていた時、後ろから声をかけられた。


振り返ると中国人と思われる中年のおばさんだった。

そのおばさんは、おそらく中国語で何らかの言葉をまくしたてた後、一枚の小さなメモを見せてきた。


メモにはつたない文字で「マスクください」と書かれていた。

新型肺炎でマスクが品切れになっているからだろう。

奥さんはマスクを持っていなかったので、おばさんに「ソーリー」と言った。

するとおばさんは困った顔をして、いま奥さんが出てきたばかりのスーパーに消えていった。

 

わたしだったらどうしただろうと考えてみた。

と言っても、奥さんと同じ反応になったと思う。「ソーリー」だ。だってマスクを持っていないのだから。渡したくても渡しようがない。

じゃあ仮に、マスクを持っていたらどうしていただろう。


そもそもこの場合の「マスクください」とはどういう意味なのか。マスクを持っていたら売ってくださいという意味か、それとも文字通り無償で提供してくださいという意味か。


マスクを渡した瞬間に「シェシェ」とか言われて走り去られても気分が悪いし、お金を払ってくれたとしても、ムッチャ値切るようなやり取りをされた挙げ句に5人民元だけ握らされて「シェシェ」もムカつく。


マスクを譲らなければ「あー何であの時マスクを譲らなかったんだろう。全部じゃなくても半分でも譲ってあげる優しさは持てなかったのか」と悶々するし。

マスクを譲ったら譲ったで「あー何であの時マスクをあげちゃったんだろう。オレが守るべきはあのおばさんではなく家族だったはずなのに」と悶々するだろう。

悶々とする内に違うモンが悶々して、そっと股間に手を伸ばしてモンモンモーンだ。


今でも答えが出ない。わたしはマスクを譲るべきだったのか、そうでなかったのか。


体験したのは奥さんだから、どっちでも良いけど。