俺があいつを見返す日。

俺があいつを見返す日。

わたしがある人を見返すための意思表明として立ち上げたブログです。日々のこと、夫婦のこと、子育て、商品レビューなど、なんでも。

わたしの知らない娘たち。

腰を痛めた。ぎっくり腰。年に2回くらいは患う。今回は家のドアを開けるために玄関前の段差を乗り越えた瞬間、動けなくなった。

 

欧米ではぎっくり腰を『魔女の一撃』と言うらしい。魔女の一撃か。カッコいい。わたしが玄関で動けなくなったのも、お風呂上がりにちびまる子ちゃんのエンディングテーマを歌いながらパンツを履こうとして右足を上げた時も、あれは魔女がわたしに一撃を浴びせたのだ。わたしがごく普通の会社員で、腰痛の度に限りある有休を消費しなければならない事など、魔女は意にも介さない模様。

 

今回は動けないほどの痛みではなかったけど、大事をとって今日は会社を休んだ。家でおとなしくPCのデータを整理をしていると、幼い頃の長女と砂場で遊んだ時の写真が出てきた。

わたしは砂場が大好きだった。砂場の砂は子どもにとって何でも作れる魔法の粉みたいなものだと思うけど、それはわたしにとっても同じだった。 

当時のわたしが砂場で作った作品の写真もあった。

 

 

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作品と呼べるような代物ではないけど、作った時の楽しかった気持ちは何となく覚えている。砂場で遊ぶとつい自分が夢中になってしまい、長女の相手を全然しなかった。いつも後でダメな父親だと反省していた事を思い出した。

 

そう言えば、最近はもう娘たちと公園に行く事がなくなった。娘たちも公園に行きたいとは言わない。週末になると娘たちにせがまれて公園に行き、ヘトヘトになるまで遊んでいた。そんな日常が当たり前じゃなくなったのはいつからだろう。

娘たちが大きくなって、もし誰かと結婚して。そしてもし子どもを授かったとして。その時にわたしがまだ健康に生きていたとしたら。孫であるその子を連れて公園に行くのだろうか。それが10年後か20年後か分からないけど、きっとその時になるまでわたしは公園には行かない。だって行く理由がないから。それまで健康でいられるといいな。

 

少し前に実家に行った時。義父母がホースリールを買い換えたいというので買ってきて設置した。設置といっても蛇口にホースを繋ぐだけだから独りでも出来るのだが、あえて娘たちに手伝ってもらった。

 

私「ちょっとホース持っててくれる?」

娘ズ「ただ持っていればいいの?」

私「うん。離さないでね」

 

そういってわたしは蛇口を思い切りひねった。ホースからは勢いよく大量の水が吹き出し、娘たちの服を盛大に濡らした。

 

私「アハハハッ! うえーい!!」

娘ズ「ちょっとぉーっ! 何すんのもーやめてよぉっ!!」

私「あ……ごめん……」

娘ズ「ねーもう戻っていい?」

私「あ、うん……。ありがとう手伝ってくれて……」

娘ズ「あーもーお気に入りの服だったのにぃ……」

 

ブツブツ言いながら家の中に入っていく娘たち。独りホースを片手に呆然と立ち尽くすわたし。うるさいくらいわたしの後をついてきて、わたしのやる事なす事すべてに笑い転げ「お父さんと一緒だとどこにいても楽しい」と言っていた、あの時の娘たちはもういない。気長に孫を待つ事にした。