洗練された野生。

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有終の美を飾りたいブログ。

小6次女がズル休みをしたいと言い出した。

「ズル休みがしたいんだけど」

 

ある日の夕食時。ベジファーストなわたしがサラダにピュアセレクトマヨネーズをかけていると、お父さんあのねと小6の次女が相談を持ちかけてきた。それが冒頭の言葉だ。

 

どうやら次女はズル休みがしたいらしい。聞けば今までに一度もズル休みをした事がないという。にわかには信じがたい。そんな人間が存在するのか。マジメか? ズル休みなど、今までにいくらでもチャンスがあったはずだ。なぜしなかった? チャンスがあったのに行動しなかったからだ。掴める時に手を伸ばさない人間はどうなる? わたしのようになる。私のようにといっても心優しき超絶イケマンになるということではないぞ。イケマンってなんだよイケメンだ。イケマン。イケてるマン(笑)。デンジャラース。危ない危ない笑ってる場合じゃないですよ。これ以上イケマンに踏み込んではならない気がする。何だか分からないけど垢BANを食らう気がする。

 

イケマンの事はきれいさっぱり忘れて聞け。若い奴ら聞け。今の内にやりたいと思う事はやれ。面倒がらず臆せずやれ。全部やれ。絶対に年を取ってから後悔する。なぜなら年を取ると何故か突然に様々な興味と向学心にあふれる謎の思考と行動になるからだ。若い時にはそれに気が付かない。死より生の方が身近だからかもしれない。残された時間がまだ十分にあると思うからかもしれない。だが人生も折り返し地点を過ぎ、年を経て生より死の方が身近になる頃、きっとわたしがいま言ったことが分かってもらえるはずだ。でもそれでは遅い。残された時間は少ないのだ。

 

「だからさ。ズル休みしてもいい?」

 

ああ構わないさ。ズル休みなんてどんどんすればいい。経験したことがないならなおサラダ。おお。『なおさらだ』が誤変換で『なおサラダ』になった。ベジファーストのわたしにふさわしい誤変換。でもわたしはサラダは苦手だ。出来れば食べたくはない。この世から消え去っていただいても一向に構わない。叶うのなら室伏のハンマーに乗せて無限の彼方へ飛んでいってもらいたい。

でもそうは問屋が卸さない。ウチの問屋は何も卸してくれないな。家族の健康を考えて奥さんが毎日食卓に出してくれるからありがたくいただく。そこでピュアセレクトマヨネーズの出番だ。いままでもキューピーマヨネーズをかけてサラダを食べていたが、味が濃過ぎるというか強過ぎた。でもピュアセレクトはその辺が絶妙。ちょうどいい。おいしい。苦手なサラダもピュアセのおかげで何とかなっている。でもトマトよお前はダメだ。お前はどっか行っちゃえ。トマト農家の方々ごめんなさい。でも苦手なんです。何でトマトは中身があんなにドゥルッてしているんですか? ドゥル。ドゥル。ドゥルってドゥテルテ元フィリピン大統領にちょっと似ている。

 

だからえーと。待て。ズル休みってそういうアレじゃない。 親に許可をもらってするものではない。ズル休みをしたいのならこの父は止めない。大いにやればいい。何事も経験だ。はめを外すなら親の目の届くうちにやれ。ズル休み結構。ビバズル休み!

ただそれは「明日ズル休みしていい?」じゃない。ズル休みの原則を守れ。ズル休みの原則。それは親にウソをついて休むことだ。この手順をすっ飛ばして休むのはズルじゃない。せいぜい風邪を装うために必死になって体温計を擦れ。今の体温計はプラスチック製でデジタルだから大きな問題は起きない。昔はガラス管の中に水銀が入ったアナログな体温計だったから、擦り過ぎた挙句に勢い余って手からすっぽ抜けて割ってしまうことも多々あった。あと体温計を擦りすぎて40℃超えの大記録を樹立して親がアヒャーとかなって慌てて病院に連れて行こうとしちゃうケースもないだろう。

 

そうやって仮病を使い親を騙してズル休みを勝ち取れ。だが勝利の美酒に酔っていられるのはせいぜい30分だ。その時間を過ぎれば、スマホをしていてもマンガを読んでいてもゲームをしていても、何をしていても集中できない。ああ何でウソをついてしまったんだろうという後悔と自責の念に苛まれる一日を過ごすことになる。そこまでがセットでこそズル休みなんだ。

だからぜひズル休みをしなさい。そして歓びの後にすぐ訪れる後悔を経験しなさい。その背徳感の中でぜひ遊びなさい。それこそが貴重な経験となる。きっと。たぶん。ただこれだけは言っておく。キミのそのズル休み、たぶん親は見抜いている。

 

やりたいことはどんどんやってほしい。この父にサポートできることなら何でもする。わたしも最近はボカロを作ってYoutubeにアップしはじめた。音楽知識などないのにだ。でも楽しい。初めての経験。機会があれば紹介するのでぜひ聴いていただきたい。